ナマステー!インド担当Yです。
雑貨ファンの皆さま、お待たせしました!今日はマライカの定番アイテムでもある山羊革の小物をご紹介します。
マライカと長いお付き合いの工房を訪ねて、コルカタ郊外の村へ行った時のお話。
ヤシの木です(^o^)v
はっ、また書いてしまいました!ヤシの木を見るとついテンションが上がって写真を撮ってしまう、雪国出身のインド担当Yでございます。
コルカタはインドの東に位置し、最高気温は年間を通して25度以上という冬でも過ごしやすい暖かい地域。インド3番目の人口を誇る大都市でもあり、お隣のバングラデシュまで50キロという、インドの東の端でもあります。
コルカタの中心部から車で一時間程走り、細い路地を抜けた先に工房がありました。さっそく見学スタート!おじゃましまーす!
まずは山羊革をカットします。カッターで一枚ずつ型紙にそって切り抜いていきます。
裁断が終わったら模様付け。これが模様の型です。一番右のフクロウは見たことがある方も多いのでは?(^^)
この型の上に裁断した革を乗せてはさみ、
機械でプレス!圧力をかけて革に凹凸の模様をつけていきます。
お次は色付けの作業。
小さなスポンジに染料を含ませ、先ほどつけた凹凸の模様にそって一つ一つ丁寧に色を塗っていきます。
細かい部分まで丁寧に色付け。
色付けしたらオイルを塗り、全体に再び圧力をかけてつやを出します。上の重りのついた部分をプロペラのように勢い良く回すと下の石盤が動いて、間に挟んだ革に強い圧力がかかる仕組み。
お兄さんの頭上をびゅんびゅん通過するボーリングの球(のような重り)。ひゃ~!頭ぶつけないでね!
その後、縫製やのり付け、ニスで仕上げる作業、いくつもの行程を経て完成です。
ほとんど全ての行程が今も手作業で行われているんですね (^^)
東インドの村で作られているこの山羊革シリーズは、素朴な柄やカラフルな色合いが魅力です。それはまるでこの工房で働く職人さん達の人柄や、明るく降り注ぐコルカタの太陽を表しているよう。
ひとつひとつ丁寧に、時に頭上のボーリング球の危機に晒されながら(!)作られた山羊革の小物たち。全国のマライカのお店でぜひご覧になって下さいね (^^)(※一部取り扱いの無い店舗もございます。)
それではまた次回です。今日はコルカタのベンガル語で、
コダハフェジー!(さようならー!)