ファラトプリント from ラジャスタン州

ナマステー!インド担当Yです。

今このお花が街のいろんなところで咲いています。

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近付くととってもいい匂い(^v^)

相変わらず日中は気温40度前後のジャイプール。人も道行く羊の群れも強い日差しの下ではもうぐったりなのですが、こんなに綺麗に咲いていられる植物の生命力はすごいですね!

先日、ファラトプリントをお願いしている村へオーダーをしに行って来ました。ジャイプールから西へ列車で5時間ほど、そこから更に二時間車を走らせたところにその村はあります。

そう今回も列車の旅!だったのですが、そこそこ空気をよめるインド担当Y、今回乗り物の話は自重したいと思います。ふがっ(悲しい鼻息)

村が近付いてきたところで、第一、そして第二THEインドのおじさん発見!

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わお!かっこいいー!都会ではあまり見ませんが村の方へ行くと白いクルタとドーティー、頭にターバンという伝統的な格好をしたおじさんをよく見かけます。

よく見たら前を走るトラックの荷台にもわんさかターバンのおじさん達が揺られていました(^^)

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そうこうしている間に目的の村に到着です。さっそくファラトプリントの工房を見せてもらいました。

ファラトプリントは主にラジャスタン州の西部で作られている伝統的な木版プリントの草木染めです。模様には草花や生活の中にある身近なものが使われていて、その素朴なかわいらしさが特徴です。

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この日は藍染の中でも、ダブという泥のペーストを使った防染プリントの真っ最中。

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そのダブのペーストが入ったトレイにはココナツの繊維が入っています。

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これがスポンジのような役割を果たし、木版のブロックに丁度良くペーストがつくようになっています。どこまでもナチュラルなものを使っているんですね(^^)

壁にはたくさんの木版ブロックが。約1000個もあるそうです!

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ペーストが乾いたら藍染の瓶(かめ)につけます。何十年もの間、継ぎ足しながら使われてきたものです。身長165cmのわたしがすっかり沈んでしまうほどの深さなのだそう。

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一度乾かしたら、もう一度瓶の中へ。2回染めることで深い藍色になっていきます。

その後うっかりダブのペーストを踏んでしまい、愛用のビルケンシュトックの重量が2倍になったところで重い足を引きずりながら洗いの工程へ。

洗い場だよ~!と連れてこられた場所。

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こ、これはどう見ても池、、、。どこまでもナチュラルです。ここで一枚一枚手洗いされているんですね。

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この村には水道が通っていない為、洗いの工程には自然の雨水や井戸水を利用しているのだそうです。

洗った後は地面に置いて乾かします。

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太陽の光と地面の熱、その両方を使って一気に乾かしていきます。その為、一年のうちで最も暑いこの季節がプリントには最適で、逆に天気の悪い日や雨季には作業をすることができません。この広場一面に布が広がることもあるんだとか!

木版のブロックを作っているところも見せてもらいました。

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おじいさんの熟練の技が光ります!

自然の染料と自然の力を使って手間暇かけて作られた伝統のファラトプリント。マライカでは次の秋物でお洋服が入荷する予定です。ただ今絶賛プリント中ですので、もう少々お待ち下さい!

いつの間にかみんな集まってきてました。

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子供たちもまた素朴でとってもかわいらしかったです(^O^)

それではまた次回です。フィルミレンゲー!

 

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