刺繍の街、ラクノウ訪問記 2

ナマステー!インド担当Yです。

今日は前回のラクノウの旅の続きから (^ ^)

マンゴー畑の渋イケメン(ハート部門)と別れた私たちは、次にラクノウ刺繍を通じて女性の自立を支援するNGO団体を訪ねました。

ラクノウの女性を支援する団体というだけあって、建物の中は女性ばかり!
ボスももちろん女性で、インドの田嶋洋子さんと呼べるようなパワフルな方でした。

室内はまるで女子高のようなわきあいあいとした明るい雰囲気 (^ ^)

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こちらでは下絵のスタンプも女性がおしています。

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製作中のラクノウ刺繍のサリー。ビューティフル!!(^o^)

ここで女性たちはお給料をもらい、商品を製作しながらラクノウ刺繍の技術を学んでいます。結婚や出産など家庭の事情でここを離れたあとも、習得した刺繍の技術を生かして生計を立てることができます。「手に職がある」ということが女性の独立支援につながっていくそうです。

インドの手仕事の現場は暑くても冷房が無いのが当たり前。なかなかハードな環境が多いので、安全であり清潔、冷房の効いた室内で仕事ができる、女性のことを第一に考えたこの場所がとってもいいな~と思いました (^ ^)

こちらではおもにインド国内向けにサリーやパンジャビスーツを作っているそうです。

私たちも見事なラクノウ刺繍が施された大判の高級ストールを数点仕入れさせてもらいました。

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もはや芸術品です。ため息ものの逸品ばかり、、、!

機械刺繍ももちろん素敵ですが、手刺繍にはその何倍も心惹きつけられる魅力があります。これから始まる秋冬のシーズン、マライカではたくさんのラクノウ刺繍の商品の入荷を予定していますよ。楽しみに待っていてくださいね (^o^)♪

 

それではまた次回です!フィルミレンゲー!

 

刺繍の街、ラクノウ訪問記

ナマスカール!インド担当Yです。

突然ですが、ここでクイズ!インドの8月の第一日曜日といえば?

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Happy Friendship Day—(^o^)♪

友情の証にSNSでメッセージを送ったり、ブレスレットを交換したりします。今年もインドのスタッフの皆さんからこんなにたくさんのフレンドブレスレットをもらっちゃいました。めちゃくちゃ嬉しい…!!

さて今日も先日の仕入れ旅の続きのお話。南インドの渋イケメンと別れを告げた私たちは次にラクノウへと向かいました。

インド中北部ウッタルプラデーシュ州のラクノウといえば、マライカでおなじみラクノウ刺繍の産地です。(過去のブログはこちらから♪)

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まずはいつもお世話になっているラクノウ刺繍の工房を訪れ、マライカの秋冬アイテムのミーティング。生産の状況やサンプルの細かな修正内容をチェックします。EメールやSNSで連絡を取り合うのが当たり前になった今でも、現地に足を運んで直接話し合うに越したことはありません。

生産は順調に進んでいるようでひと安心 (^ ^)

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その後、近郊の村を訪ねて刺繍の様子を見せてもらいました。

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ビューティフル!(^o^)

ラクノウ刺繍の商品はこのような村の女性たちに支えられています。皆さん、いつも素敵な刺繍をありがとう!

外に出ると一面のマンゴー畑。ラクノウはインドでナンバーワンのマンゴーの産地だそうです。雨季で湿度80%の街中とは違って、さわやかな風が吹き抜けていました。

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ちょうど収穫が終わったばかりと聞いた、マンゴー大好きインド担当Yの残念顔に気付いた畑のお父さん。

「あそこにまだあるから取ってきてやるよ!」

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池にざぶざぶ入って、ひとつ取ってきてくれました!

やったー!マンゴー、ゲットだぜっ!お父さん、ありがとう(^o^)

ラクノウ刺繍によく使われるペイズリーのモチーフはマンゴーの形からきているといわれているんですよ♪

ラクノウの渋イケメン(ハート部門)と別れ、私たちの旅はまだまだ続きます・・・

それではまた次回です!フィルミレンゲー!

 

拝啓 -エンボスの里より-

ナマステー!インド担当Yです。

こちらは相変わらずの雨季真っ只中。ここ数日はバケツどころかプールをひっくり返したような土砂降りの雨で道路はこんな状況です。

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迂回せず果敢に突っ込んでいくインドのパイセンたち。さすがっす!!

先日、東京のマライカ本社から来たスタッフAさんと一緒に、インド各地へ買い付けや素材探しの旅へ行ってきました。今日はそのときにも訪れた南インドのエンボスの工房の様子をご紹介します。

南インド・タミルナドゥ州の空港から車で2時間ほど走った先ののどかな街にその工房はあります。

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エンボスとは皮革や布地を凸凹模様の型で強圧し,浮き出し (エンボス) 模様を作る加工法です。ここ南インドの工房のエンボスはいまも昔ながらの手仕事で行われています。

こちらが模様をつける版。

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木版に釘のように金属が打ちつけられています。これに熱したロウをつけて砂の上の布地にスタンプの要領で模様をつけていきます。

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わしはこの道40年じゃよ!そんな渋イケメンおじさんの鍛え上げられたボディー!金属がついた木版はずしっと重みがあります。これを一日中繰り返すのは大変な作業です。
こうして熱と圧力でしっかりと模様をつけていきます。

ロウが乾いたら熱湯で煮込んでロウをとかし、最後にまた水のプールで洗います。

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思った以上にすべてが手作業、、、!こうしてエンボス特有の凸凹模様の出来上がりです!

そして出来上がった商品がこちら♪

◎コットンエンボスドットバルーンスカート  4800 yen

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素朴なドット模様が素敵ですね (^ ^)

こちらの商品は全国のMALAIKAのお店とONLINE SHOPにて好評販売中です。スカートのほかに同じシリーズでワンピースもありますよ。ぜひ店頭でチェックしてみて下さいね!

(※一部お取り扱いの無い店舗や、人気商品のため売りきれの場合もございます。ご了承くださいませ。)

大掛かりな機械を使うのではなく、こんな風に一枚一枚いまも手仕事で作られているお洋服。ファッションを楽しむのと同時に作り手の想いも感じとってもらえたらなと思います (^ ^)

それではまた次回です。フィルミレンゲー!(またお会いしましょう!)