バティック☆バティック

ナマステー!インド担当Yです。

インドでは8月の第一日曜日はFriendship Day!友達同士でブレスレットを交換します。

私も、こーんなにもらっちゃいました (^o^)♪

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そんな友情にアツいインドから続々と新商品が入荷しています!そして今日はこちらも最近アツいグジャラート州の、バティック布を使ったお洋服のご紹介です。

バティック(ろうけつ染め)とは、模様の部分をろうで防染し染色する伝統工芸で、インド各地のほか、インドネシア、タイ、そして日本でも天平時代からその技法があったとか!

グジャラート州のバティックの工房におじゃますると、女性の職人さんたちが作業中でした。

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筒の中には炭が入っていて、熱でロウを溶かしながらブラシで生地に塗っていきます。

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直線の部分は棒を使ったり、

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ブラシをスタンプのように使って、防染したいところにロウをつけたり、DSC03199

どれも一枚ずつ丁寧に手作業で行われています。

ロウは温度が下がるとすぐに固まってしまうため、工房では夏場でもクーラーを使わずに作業しているそう。しかも傍らには熱々の炭&ロウが、、、。大変な作業です(^_^;;

そして出来上がった商品がこちら♪

◎コットンバティックキャミワンピース/ ¥3,900

◎コットンバティックポンチョプルオーバー/ ¥3,200

キャミ&PL

マライカらしいエスニック感満載のアイテムです。透けを気にすることなく一枚で涼しく着られるお洋服は、夏休みのお出かけや夏フェスにもぴったり!深みのあるカラーなので重ね着すれば秋まで着れちゃいますよ♪

 

◎コットンバティックワンピース / ¥3,900

◎コットンバティックプルオーバー / ¥3,900

◎コットンバティックパンツ / ¥4,800

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コットンバティックパンツ

こちらはやわらかなコットンサテンの生地で、秋まで長く着て頂けるシリーズです。手描きや手押しのブロックプリントの良い味が出ていますね。いろんな柄がありますので、ぜひ店頭でお気に入りの一枚を見つけてくださいね (^^)♪

(※一部お取り扱いの無い店舗や売りきれの場合もございます。ご了承くださいませ。)

 

それではまた次回です!フィルミレンゲー!!

 

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昔ながらの手作りベル

ナマステー!インド担当Yです。

暑い暑いインドの夏、それを乗り越えるためのインド人の知恵。それは、、、

お水をたくさん飲む!

基本的なことだけどやっぱり水分補給は大事です。日頃水分をあまり取らない、どちらかというとお水をたくさん飲むのが苦手なインド担当Y、インド人スタッフによく怒られています。

イ「もう!Yさんって子供みたいな量しかお水飲まないんだから!」

Y「がんばる、、、一日2リットル飲むと体に良いって言うしね!」

イ「インドじゃ一日9リットルって言われてるよ!」

Y「!!」

(注:効果には個人差があります。あまり真似をしないでください。)

インドでは日常の中にも新鮮な驚きがたくさんあります。今日は前回に引き続きグジャラート州カッチ地方から届いた商品のご紹介。こちらも驚きの製法で作られていましたよ (^^)

乾いた空気の中にキンキンキンと金属を打つ音が響く、カッチの手作りベルの村。職人さんの工房におじゃまして作り方を見せてもらいました。

まずは鉄板を切り出します。

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ハンマーと金床を使って鉄板を筒状に整えていきます。

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ベルの形になりました!接着剤を使ったり溶接したりはしていません。切り出した鉄板からハンマーひとつでそれぞれのパーツを作り、それを組み合わせてベルの形に仕上げていく職人さんの技はまるで魔法のよう!

形ができたら次は外へ。銅と真鍮を混ぜた粉を表面につけます。

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それをチャパティ(インドの薄焼きパン)のようにまーるくのばした粘土で包みます。まるでお料理でもしているみたい (^o^)

全体を粘土ですっかり包んだら激しく燃え盛る窯の中へ。

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私たちが村を訪れたのは冬だったから良かったものの、カッチは真夏には気温40℃以上になる地域です。今頃村の皆さんはお水を9リットル飲んでいることでしょう (^^;

焼きあがった粘土をハンマーでコツコツ叩くと、、、ぱっかーーん!!

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ベルが銅と真鍮でコーティングされました!

そして形を整え、木製の舌を取り付けて完成!と思いきや、再びベルを工房の金床の前に持ってきた職人さん。

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縁をハンマーで叩いてはベルを鳴らす、それを何度も繰り返すうちに音色が変化していきます。実はこの調音こそがカッチのベルにとってとても重要な作業なのです。

その昔、ここカッチ地方に住む遊牧民は家畜の首にベルを付けていました。彼らは職人の手で正確に調音されたそのベルの音色の違いで、それぞれの家畜をわけていたそうです。「この高い音はワシのヤギじゃよ。」「あの低い音は隣の家の水牛よ!」といった感じでしょうか (^^)

現在では工芸品としての用途が増えているこのベルですが、美しい音に仕上げるために調音は今も変わらず行われています。職人さんたちの耳はわずかな音色の違いも聞き分けることができるそう。代々、親方から弟子へ、職人さんの耳から耳へと受け継がれてきたのですね。

そして出来上がった商品がこちら♪

カッチレザーベル(小) 600yen  /  カッチレザーベル(大) 800yen

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ベルの上にはカラフルなキャメルレザーの飾り付き!こちらもカッチのレザー職人さんの手作りです。お部屋やドアに飾るも良し、キーホルダーにするも良し、お庭のヤギにつけるのもまた良し!ですよ (^^)

カッチの青い空に響き渡っていた素朴で澄んだベルの音色。どれもひとつひとつ職人さんの手で丁寧に調音されたものです。普通のベルとは違う、出来ることなら着ボイスにして全世界に配信したいぐらいの素敵な音なのですがそういう訳にもいきませんので、MALAIKAのお店で直にその音色を確かめて下さいね♪

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それではまた次回です。フィルミレンゲー!(またお会いしましょう!)

 

ビーズ細工のバレッタ&ピアス

ナマステー!インド担当Yです。

インドの熱波のニュースが流れ、「大丈夫?」「道路とけた?」「生きてる?」などなど、各方面からたくさんのメッセージを頂きました。

インド担当Y、無事です!というか、インドビザの更新の為に帰国中でした!

今年は異常気象で特に大変そうですが、毎年5月から6月にかけてインドの過酷な夏は必ずやってきます。気温が45度を超えると、吸い込む空気が熱い、まるでドライヤーの風を鼻に当てながら歩いているようだ、かいたことないところから汗かいてるんですけど、体温以上に空気が熱いので身につけているアクセサリーからも熱を感じる、腕時計にも熱、えっバッグの金具も熱い、んもーーーーなにもかも熱い!暑い!!という状態に。

子供たちは夏休み中ですが、そんな中でも働いている大人は大変!インドの皆さんにとっては当たり前かもしれないけどハードな人生だな~って思います (^^;

そんな真夏のインドから日本の夏にもぴったりな商品が到着しています!

昨年の暮れ、再びグジャラート州のカッチ地方に行ってきました。13時間バスに乗り、その後6時間車に乗り、さらに別の車に乗りかえてぐんぐん走ると、

なーんにもないっ\(^o^)/

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と叫んでしまいたくなるような雄大な景色。この中に小さな村が点在しています。

ペイントされたかわいいおうち。

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ミラーワークの刺繍が有名なこの地域、家具もミラーラークでキラキラと装飾されています。

村の女性たちは伝統的な民族衣装。

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近くのほかの村でも、子供たちもみーんな民族衣装でした (^^)

ここではグジャラート州で有名なビーズ細工の技術を生かしたアクセサリーを作っています。

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手先が器用な村の女性たち、20分ほどでこの大きさまで仕上げてくれました。

そして出来上がった商品がこちら♪

◎カッチビーズバレッタ   1,500yen (→オンラインショップはこちらから)

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◎カッチビーズピアス   600yen  (※実店舗のみでの販売です)

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カッチの村でひとつひとつ丁寧にビーズをつなぎあわせて作られたアクセサリー。自由でカラフルな色の組み合わせがとっても素敵です。いろいろな色がありますので、ぜひMALAIKAのお店でお気に入りを見つけて下さいね (^^)

(※一部お取り扱いの無い店舗や売りきれの場合もございます。ご了承くださいませ。)

 

カッチの道路でこんな看板を見ました。

『Smile, you are in Kachchh!』 (スマイル、あなたはカッチにいるんだから!)

ただそこにいるだけで自然と笑顔になる、どんなに遠くても何度も訪れてみたくなる場所。そんな魅力にあふれたカッチより、次回はまた別の村で見つけた工芸品をご紹介したいと思います。

それでは皆さま、フィルミレンゲー!

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大人気☆さき織りマット

ナマステー!インド担当Yです。

インドの春の一大イベント、ホーリーフェスティバルが近付いてきました。みんなその日が待ちきれないのか、いろんなところからいち早く太鼓の音が聞こえ始めています。

早いものでもう3月、春はすぐそこですね!これから新生活の準備を始める方もいらっしゃるのでは?今日はそんなあなたにぴったりの大人気さき織りマットの工房を訪ねたときのお話です (^O^)

昨年のこと、さき織りマットを求めて再びウッタルプラデーシュ州へ行ってきました。

現地へ向かうハイウェイにて。

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ひー!日本じゃ後部座席もシートベルト着用なのに、シートベルトどころかシートさえ無いところに乗ってる、、、!

(注:絶対に絶対に真似しないで下さい!)

そんなこんなで辿り着いたウッタルプラデーシュ州の小さな街。さき織りマットの『さき織り』とは文字通り、裂いて織る。布を細長く裂いて、それを織って作る技法です。

まずは布を裂く作業から。適度な太さになるように一本一本裂いていきます。

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このカラフルな布は近郊の洋服の工場で生地を裁断したときに出る余りの部分なんだとか。それでいろんな色があるんですね。余った布を無駄にせず新しいものに生まれ変わらせる、地球にも優しいプロダクトです (^^)

布を裂いたら次は織る作業。こっちだよ~と連れられて見に行くと、

はっ、織ってる!

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当たり前なんだけど、織ってる!!

ヒマーチャルやグジャラートのショールの工房で使ってたのとさほど変わらない織り機です。ただちょっと糸が太いだけ (^^)

さき織りも手織りだけどどうやって作ってるんだろ~?とぼんやり考えていたインド担当Y、実際の作業工程を見て、そうだよね、同じ手織りだもんね!!となんだか妙に納得しました。

この辺りの地域には小さな工房がたくさんあって、家にある織り機でマットを作っているのだそう。

道行くおじさんの運んでいるマットも素敵です (^O^)

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そんなマットの街から来たMALAIKAのさき織りマット、店頭でぜひお手にとって下さいね!少しずつ違った表情のカラフルなマットがお部屋を春らしく彩ってくれること間違い無しです♪

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それではまた次回です。フィルミレンゲー!

春のラクノウ刺繍祭り♪

ナマステー!インド担当Yです。

日本はまだまだ寒い日が続いていますね。しかし来週はもう節分、春は着実に近付いてきているはずです。

マライカにも続々と春物が到着していますよ♪今回はそんな春物のお洋服のご紹介です。

去年の夏のこと、またもや夜行列車にガタゴト揺られること13時間、ウッタルプラデーシュ州のラクノウへ行ってきました。

そう、ラクノウと聞いてピンと来たあなたは相当なマライカ通!ブロックプリントや手織物などをご紹介してきたこのブログにまだ登場していなかったもの、それは、、、

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手刺繍でーす(^O^)

ラクノウ刺繍は別名チカン刺繍とも呼ばれ、インド北部ウッタルプラデーシュ州の州都ラクノウで400年以上の長きに渡り受け継がれてきた伝統的な刺繍です。

さっそく工房におじゃましまーす!

最初に目に付いたこれ。

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あっ、木版ブロック!手刺繍の工房なのに??

不思議に思って聞いてみると、これは刺繍の下書きの線をつけるためなのだそう。デザインが決まったらまずはその模様に合わせて木版のブロックを作ります。倉庫には何百種類ものストックがあるそうですよ。ここでもまた、何から何まで手作りなんですね (^^)

この木版ブロックの判子を使って刺繍をする場所に印をつけていきます。

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テンポ良く、でもずれないように正確に。お兄さん、集中してます!

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はいっ、一丁あがり~!

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その線にそってひとつひとつ手刺繍がなされていきます。こちらは説明するまでも無く、手間と時間と根気のいる作業です。

ラクノウ刺繍の特徴といえばこのぷっくりとした立体感。

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裏側に糸を渡して模様を生み出していきます。

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表はぷっくり、裏はびっちり。素晴らしい出来栄えです!

刺繍をお願いしているラクノウ近郊の村へおじゃますると皆さん集まってくれました (^^)

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ベテランのお母さんの手さばき、はっやーい!

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よく見ると単純な線も何度も繰り返し刺繍されているのがわかります。葉っぱは本物の植物の葉脈のような向きで刺繍されていますよね。刺繍の技術はお母さんに教えてもらい、そして同じように娘さんにも教えていくそうです。こうやって400年間、刺繍の技術が受け継がれてきたんですね (^^)

街の工房やラクノウ近郊の村の家庭でひとつひとつ丁寧に手刺繍が施された商品は、針子さんによって表情が少しずつ異なるのもまた機械刺繍にはない手作りならではの魅力です。

そんなラクノウ刺繍のアイテムはこちら!

◎綿×麻コンビ ラクノウ刺繍ワンピース

◎綿×麻コンビ ラクノウ刺繍ポンチョプルオーバー

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◎コットンラクノウ刺繍クルタ

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贅沢に刺繍が施されていて、どちらもとっっっても素敵です (^O^)

これらの商品は全国のMALAIKAのお店のほか、マライカオンラインショップでも取り扱っております。(※売り切れ等で店舗・オンライン在庫が無い場合もございます。ご了承ください。)

春のラクノウ刺繍祭り、温かみのある手刺繍のお洋服で春を先取りして下さいね♪ソイヤ、ソイヤ!

それではまた次回です。フィルミレンゲー!

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ヒマラヤの麓より、手織りウールシリーズ

ナマステー!インド担当Yです。

こちらインドはお祭りシーズンでした。先月の終わり頃、市内を車で移動中のときのこと。

ん?

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んんんー?!

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なにこれ、でかっ!そしてゆるーっ!(^O^)

一見ゆるきゃら大博覧会のようですが、これはダシェラというお祭りに使う、職人が大真面目に作った「ラワン」と呼ばれる人形で、細く切った竹に紙を貼ってカラフルにペイントしたもの。一応悪者の設定なのでちょっと悪い顔をしています。

それにしても一体どういう人生を歩んだら、こんなに遊び心たっぷりの人形を作れるんだろ~?タンクトップ姿でもくもくと作業しているおじさん達を見て想像せずにはいられません。

そして先週10月23日はインドのお正月ディワリでした。今年も鼓膜がキーーーンとする大音量花火で遊んで、叫んで、とっても楽しかったです!

年に一度のディワリ。街も華やかにデコレーション***

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まだまだ日中は30度を超える陽気のインドですが、朝晩は涼しい風を感じるようになってきました。ディワリが終わるといよいよ冬が近づいてきます。

今回はそんなインドより冬の新作をご紹介します!

昨年の冬、北インドのヒマーチャルプラデーシュ州へ行ってきました。その目的は、暖かくて柔らかく一度使ったらやみつきになってしまう、伝統の手織りウールショールを探す旅です。

ヒマーチャルプラデーシュ州はヒマーチャルというその名の通り、インドとネパールにまたがるヒマラヤ山脈の麓にあり、冬には雪が積もる自然豊かな山岳地帯です。

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インドにはこんな景色もあるんですね。川沿いのフレッシュな空気を吸い込むとひんやり冷たくて、目の前には今にも鮭がのぼってきそうです。インドーはでっかいどー!

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こちらは途中の街の風景。あんな山の上の家に産まれなくて良かったよ、お母さーん!

と、ついいろいろ叫んでしまいたくなるようなくねくねの山道(ガードレール無し)を車で走ること7時間。乗り物好きなくせに残念ながら乗り物酔いの激しいインド担当Y&高所恐怖症の同行インド人スタッフは、命からがらようやく工房に辿り着きました。

受付のおじさん。ヒマーチャルの男性はみんなこんな帽子を被っています。

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中ではショールが織られていました。工房に響く、カタンカタンという心地良い音。

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伝統のショールは、こうして一枚一枚現地の人々の手で丁寧に織られているんですね (^^)

こちらの工房で念願の手織りのウールショールをオーダーしました。織りあがったショールははるばる我らが工場に送られ、これまた一枚一枚丁寧にカット、縫製され、そして出来上がった商品がこちらでーす!

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裾にはいったヒマーチャル地方独特のボーダーデザインとウールの素朴な色味が素敵ですね~(^O^)

これらの商品は全国のMALAIKAのお店のほか、マライカオンラインショップでも取り扱っております。

◎クル手織りコート

◎クル手織りスカート
(※売り切れ等で店舗・オンライン在庫が無い場合もございます。ご了承ください。)

お洋服の他にも、手織りウールショールそのものも販売しております♪

寒い寒い日本の冬に、ヒマラヤの麓からきた手織りの温もりあふれるウールショールのシリーズがお薦めです (^^)

寒かったヒマーチャルのことを思い出していたら、なんだか猛烈にお鍋が食べたくなってしまいました。今夜はディワリの余韻でいまだ花火の上がっている空に向かって思いの丈を叫びたいと思います。

石狩鍋食べたーーーい!!

それではまた次回です。フィルミレンゲー!

ファラトプリント from ラジャスタン州

ナマステー!インド担当Yです。

今このお花が街のいろんなところで咲いています。

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近付くととってもいい匂い(^v^)

相変わらず日中は気温40度前後のジャイプール。人も道行く羊の群れも強い日差しの下ではもうぐったりなのですが、こんなに綺麗に咲いていられる植物の生命力はすごいですね!

先日、ファラトプリントをお願いしている村へオーダーをしに行って来ました。ジャイプールから西へ列車で5時間ほど、そこから更に二時間車を走らせたところにその村はあります。

そう今回も列車の旅!だったのですが、そこそこ空気をよめるインド担当Y、今回乗り物の話は自重したいと思います。ふがっ(悲しい鼻息)

村が近付いてきたところで、第一、そして第二THEインドのおじさん発見!

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わお!かっこいいー!都会ではあまり見ませんが村の方へ行くと白いクルタとドーティー、頭にターバンという伝統的な格好をしたおじさんをよく見かけます。

よく見たら前を走るトラックの荷台にもわんさかターバンのおじさん達が揺られていました(^^)

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そうこうしている間に目的の村に到着です。さっそくファラトプリントの工房を見せてもらいました。

ファラトプリントは主にラジャスタン州の西部で作られている伝統的な木版プリントの草木染めです。模様には草花や生活の中にある身近なものが使われていて、その素朴なかわいらしさが特徴です。

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この日は藍染の中でも、ダブという泥のペーストを使った防染プリントの真っ最中。

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そのダブのペーストが入ったトレイにはココナツの繊維が入っています。

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これがスポンジのような役割を果たし、木版のブロックに丁度良くペーストがつくようになっています。どこまでもナチュラルなものを使っているんですね(^^)

壁にはたくさんの木版ブロックが。約1000個もあるそうです!

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ペーストが乾いたら藍染の瓶(かめ)につけます。何十年もの間、継ぎ足しながら使われてきたものです。身長165cmのわたしがすっかり沈んでしまうほどの深さなのだそう。

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一度乾かしたら、もう一度瓶の中へ。2回染めることで深い藍色になっていきます。

その後うっかりダブのペーストを踏んでしまい、愛用のビルケンシュトックの重量が2倍になったところで重い足を引きずりながら洗いの工程へ。

洗い場だよ~!と連れてこられた場所。

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こ、これはどう見ても池、、、。どこまでもナチュラルです。ここで一枚一枚手洗いされているんですね。

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この村には水道が通っていない為、洗いの工程には自然の雨水や井戸水を利用しているのだそうです。

洗った後は地面に置いて乾かします。

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太陽の光と地面の熱、その両方を使って一気に乾かしていきます。その為、一年のうちで最も暑いこの季節がプリントには最適で、逆に天気の悪い日や雨季には作業をすることができません。この広場一面に布が広がることもあるんだとか!

木版のブロックを作っているところも見せてもらいました。

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おじいさんの熟練の技が光ります!

自然の染料と自然の力を使って手間暇かけて作られた伝統のファラトプリント。マライカでは次の秋物でお洋服が入荷する予定です。ただ今絶賛プリント中ですので、もう少々お待ち下さい!

いつの間にかみんな集まってきてました。

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子供たちもまた素朴でとってもかわいらしかったです(^O^)

それではまた次回です。フィルミレンゲー!

 

山羊革小物 from コルカタ

ナマステー!インド担当Yです。

雑貨ファンの皆さま、お待たせしました!今日はマライカの定番アイテムでもある山羊革の小物をご紹介します。

マライカと長いお付き合いの工房を訪ねて、コルカタ郊外の村へ行った時のお話。

ヤシの木です(^o^)v

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はっ、また書いてしまいました!ヤシの木を見るとついテンションが上がって写真を撮ってしまう、雪国出身のインド担当Yでございます。

コルカタはインドの東に位置し、最高気温は年間を通して25度以上という冬でも過ごしやすい暖かい地域。インド3番目の人口を誇る大都市でもあり、お隣のバングラデシュまで50キロという、インドの東の端でもあります。

コルカタの中心部から車で一時間程走り、細い路地を抜けた先に工房がありました。さっそく見学スタート!おじゃましまーす!

まずは山羊革をカットします。カッターで一枚ずつ型紙にそって切り抜いていきます。

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裁断が終わったら模様付け。これが模様の型です。一番右のフクロウは見たことがある方も多いのでは?(^^)

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この型の上に裁断した革を乗せてはさみ、

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機械でプレス!圧力をかけて革に凹凸の模様をつけていきます。

お次は色付けの作業。

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小さなスポンジに染料を含ませ、先ほどつけた凹凸の模様にそって一つ一つ丁寧に色を塗っていきます。

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細かい部分まで丁寧に色付け。

色付けしたらオイルを塗り、全体に再び圧力をかけてつやを出します。上の重りのついた部分をプロペラのように勢い良く回すと下の石盤が動いて、間に挟んだ革に強い圧力がかかる仕組み。

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お兄さんの頭上をびゅんびゅん通過するボーリングの球(のような重り)。ひゃ~!頭ぶつけないでね!

その後、縫製やのり付け、ニスで仕上げる作業、いくつもの行程を経て完成です。

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ほとんど全ての行程が今も手作業で行われているんですね (^^)

東インドの村で作られているこの山羊革シリーズは、素朴な柄やカラフルな色合いが魅力です。それはまるでこの工房で働く職人さん達の人柄や、明るく降り注ぐコルカタの太陽を表しているよう。

ひとつひとつ丁寧に、時に頭上のボーリング球の危機に晒されながら(!)作られた山羊革の小物たち。全国のマライカのお店でぜひご覧になって下さいね (^^)(※一部取り扱いの無い店舗もございます。)

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それではまた次回です。今日はコルカタのベンガル語で、

コダハフェジー!(さようならー!)

 

手織りショールの村@グジャラート州カッチ

ナマステー!インド担当Yです。

先週、日本は大雪のバレンタインデーだったようですが、皆さまご無事でしたでしょうか?

インドでは、「日本は120年ぶりの大雪です!」と報道されていた模様。

またまた~日本のニュースにそんな情報無かったよ?とネットで調べてみたら、なんと約120年前の明治時代にも2週連続の大雪があったとか!疑ってゴメンナサイ(^^;

そういえば去年のバレンタインデーは何してたんだっけ?と思い返してみたら、、、

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インドの西の果てにいたんでした。牛さんに見つめられながらバターミルクを頂いていたんでした。フレッシュかつさっぱりしていて美味しかったよ、ありがとう牛さん!

インド最西端、グジャラート州のアジャラークプリントの村に生地の仕入れに行った際、近くの手織りショールの村にも寄って工房を見学させてもらいました。

(アジャラークプリントのお話はこちらです→ http://www.malaika.jp/blog/india/?p=33  )

この村では村人が糸を紡ぎ、ショールを織っています。

夏には気温が40度以上まで上がるこの地域、作業部屋はとても開放的。

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職人さんが機織り器でひとつひとつ丁寧に仕上げていきます。ショールが、カタンカタンと一定のリズムで織られていきます。

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特に模様の部分には代々受け継がれてきた職人技が光ります! 設計図や下書きはありません。頭の中にすっかり図案が入っているんですね(^^)

ここで2度目の登場となったグジャラート州についても少しご紹介します。

お昼休憩でよった高速道路のサービスエリアにて、壁に書かれたフードメニュー。あ!ヒンディー語独特のあの横棒、書き忘れてるー!

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と思ったら、こちらはグジャラート語なのだそう。グジャラート州ではヒンディー語の他にグジャラート語が話されています。

食べ物関係でいえば、ここグジャラート州はインドで唯一の禁酒州でもあります。日本で例えるなら、関東地方ではお酒が飲めるけど東北地方に一歩足を踏み入れた瞬間、はい禁酒!飲んだら入るな、入るなら飲むな!といった感じ、、、ちょっと違うかも?(^^;

でもとにかく街はもちろん、ホテルのレストランにもお酒メニューは一切ありませんでした。暑いのに、暑くて喉が渇いてビールにぴったりな気候だというのに!

それと、手紡ぎ・手織りの生地カディをインドに広めたインド独立の父、マハトマ・ガンディーはグジャラート州の出身です。

インド担当Yはこれからもまだ見ぬインドの素晴らしい手仕事や、MALAIKAに来て下さる皆さまに喜んでいただける商品を求めてどこまでも、インドの果てまで行ってQ!の所存であります。(そう、例えそこにビールが無くたって、、、!)

はっ、少し心の声が漏れてしまってガンディーさんに怒られそうですが、グジャラートで見つけたショール、早くご紹介できる日が来るといいなぁ~ (^^)

それではまた次回です。今日はグジャラート語で、

いつもブログを読んでくれて、タマーリー マヘルバーニー!(ありがとー!)

 

南インドに行ってきました ~工場見学編~

ナマスカール!インド担当Yです。

お久しぶりになってしまいました!

“ディワリが終わると寒くなる” というインドあるあるの通り、こちらインドも朝晩は急に冷えるようになり、冬の気配を感じています。

そんな中、先日南インドへ出張に行ってきました。

わたしの住んでいる北インドから2200キロ、うってかわってそこはまさに南国!

ワイキキにいます(^O^)v

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と、思わずFacebookに投稿したくなるような、椰子の木とバナナに溢れた常夏の地です。

今回はMALAIKAのお洋服の生地やマットなど新商品を求めて、はるばる南インドのとある街へやってきました。

小さな工場が点在しているこの街には合わせて約50万台の織機があり、ここで織られた生地は世界中へと運ばれるそうです。

のどかな光景が広がります。久しぶりに見る田んぼの緑に新潟出身のインド担当Y、テンションアーップ!

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生地の工場を見せてもらいました。 織機がガシャンガシャンと小気味良いリズムで様々な生地を織っていきます。

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生地をチェックするお父さん、風呂上りでは無いですよー!DSC00825 (1280x853)

南インドの男性は、こんな風にルンギと呼ばれる布をスカートのように腰に巻いています。とっても涼しそうな、これぞまさしくスーパークールビズ !年間を通して蒸し暑い南インドならではの光景です(^^)

織機に使う糸をセットしているところ。

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”工場”というと日本の工場見学番組で見るような機械的で整然としたものを想像してしまいがちですが、このような手作業の工程もたくさんあります。

インドの生地に何かあたたかみや素朴さを感じるのは、そのせいかもしれませんね(^^)

そんなこんなでたくさんの工場を周り、生地の山に囲まれ、汗だくになって選んできました! 今回見つけてきた生地が素敵なお洋服となってMALAIKAのお店に並ぶのは来年の予定です。

店頭で商品を見かけた際には、風呂上りのお父さん・・・ではなく(笑)、のどかな南インドの光景を思い浮かべて下さいね。

さて、次回は南インド出張の後編として、食べ物や風景のことを書きたいと思います。 お楽しみに (^^)

それではまた次回です。フィルミレンゲー!