ヴィンテージ家具&雑貨@ジョドプール

ナマステー!インド担当Yです。

今朝、お隣さんに外から大声で「マダーム!早くきて!」と呼ばれ、びっくり慌てて出ていくと、小学一年生ぐらいの大きさのサルが玄関に座って庭の木の実を食べていました (^o^)

来年の申年を前にひと足早くやってきたお猿さん。今年も残すところあと数日ですね。

ちなみにわたしが「マダーム」と呼ばれているのは、決して大きなサングラスをかけてファーのコートを着てシャムネコを抱いているからではありません。インドでは女性を丁寧に呼ぶときはマダムというのが一般的なんです。わたしも最初はマダムて!と思いましたけどね、、、

さて先日のこと、ヴィンテージ家具と雑貨の仕入れにジョドプールへ行ってきました。

ジョドプールの家具屋さんはどこも大規模!

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倉庫もとにかく終わりのない安村!

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インド全土から集められたヴィンテージの家具や古材を生かしてリメイクされた家具、昔の生活雑貨や小物たち。それぞれに誰かがどこかで使っていた歴史や思い出が詰まっているんですよね、、、ロマンです!!

と想いを馳せたのもつかの間、「Yさん!写真なんか撮ってないで早く早くー!」と同行スタッフに急かされます。

というのも、ひとつずつサイズも値段も異なる家具を電卓片手に交渉しながらの仕入れはとっても時間がかかるのです。日が暮れるまでとことん歩き回って今回も素敵な家具を仕入れることができましたよ (^o^)

マライカのお店では世界各地で仕入れた家具を実際にディスプレイに使っています♪

こちらはマライカバザール盛岡店の植物コーナー↓

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ヴィンテージ家具ならではのあたたかみのある優しい雰囲気が出ていますよね(^-^)

店内の家具はものによって購入することもできます。マライカのお店に来られた際には商品だけでなく家具にもぜひ注目してみてください♪

それではまた次回です。フィルミレンゲー!(またお会いしましょう!)

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世界にひとつだけの布☆グドゥリー

ナマステー!インド担当Yです。

10月になりました。今年もあっという間に残り2ヶ月半ですね。日本は秋めいてきた頃でしょうか。

秋といえば、食欲の秋に、読書の秋、スポーツの秋に芸術の秋、、、ということで、現在、東京と大阪ではIFFJ(インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン)が開催中です!以前の記事でもご紹介した『Ram-leela』やほかにもたくさんのインド映画がなんと日本語字幕付き(←ここポイント!)で観られる大チャンス!ぜひ映画館に足を運んでみてくださいね (☆∀☆)

そして重ね着が楽しいファッションの秋!MALAIKAにも続々と新作が入荷中ですよ。その中から今日は大人気のグドゥリーシリーズのご紹介です♪

インドの東の都市、コルカタへ出張へ行ったときのこと。街中から4時間ほど車を走らせてグドゥリー布の仕入れにいってきました!

村に到着した私たちを迎えてくれたのは、

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きゃーん!黒ヤギちゃん!コルカタのヤギは小ぶりで中型犬ぐらいの大きさでかわいいんですよ ~(^ェ^)

マライカではおなじみのグドゥリー布のアイテム。『グドゥリー』とはヒンディー語で刺し子を示す言葉です。着古したサリーや腰布(サロン)を重ねて細かく刺し子をして補強し、再利用する。インドの人々のものを大切にする心からうまれた伝統技法です。

家の中では女性たちが作業中でした。

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忙しい家事の合間にこつこつと作業を進めていくそうです。

お庭に出るとお願いして近隣の村から集めておいてもらったグドゥリー布の山が!

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刺し子が細かい!女性たちの努力の結晶ですね (^ ^)

この中からなるべく状態の良いものを選ばせてもらい、縫製の工場に送って、出来上がった商品がこちら♪

◎左・コットングドゥリーコート / ¥14,800

◎右・コットングドゥリーリバーシブルジャケット / ¥10,800

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◎コットングドゥリーパンツ/ ¥8,900

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全国のMALAIKAのお店とONLINE SHOPで絶賛販売中です。現地で買い付けた生地から作った商品のため、すべて一点ものとなっております。世界に一着、あなただけのオンリーワンをぜひ見つけてくださいね (^ ^)

(※一部お取り扱いの無い店舗や売りきれの場合もございます。ご了承くださいませ。)

グドゥリー布はこんな風に5~6枚の布が重ねられています。

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長く着ていくうちに、いつかすりきれたところから別の柄が顔を出すかもしれません。そんなサプライズも楽しみですね。もとは一枚一枚が別の用途で使われていた布、それが一つのグドゥリー布になり、さらにお洋服となって日本のお客さまの元へ、、、これぞロマン!!2015年布の旅ー!!

はっ、取り乱しました、、、

それではまた次回です。フィルミレンゲー!(またお会いしましょう!)

 

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バティック☆バティック

ナマステー!インド担当Yです。

インドでは8月の第一日曜日はFriendship Day!友達同士でブレスレットを交換します。

私も、こーんなにもらっちゃいました (^o^)♪

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そんな友情にアツいインドから続々と新商品が入荷しています!そして今日はこちらも最近アツいグジャラート州の、バティック布を使ったお洋服のご紹介です。

バティック(ろうけつ染め)とは、模様の部分をろうで防染し染色する伝統工芸で、インド各地のほか、インドネシア、タイ、そして日本でも天平時代からその技法があったとか!

グジャラート州のバティックの工房におじゃますると、女性の職人さんたちが作業中でした。

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筒の中には炭が入っていて、熱でロウを溶かしながらブラシで生地に塗っていきます。

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直線の部分は棒を使ったり、

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ブラシをスタンプのように使って、防染したいところにロウをつけたり、DSC03199

どれも一枚ずつ丁寧に手作業で行われています。

ロウは温度が下がるとすぐに固まってしまうため、工房では夏場でもクーラーを使わずに作業しているそう。しかも傍らには熱々の炭&ロウが、、、。大変な作業です(^_^;;

そして出来上がった商品がこちら♪

◎コットンバティックキャミワンピース/ ¥3,900

◎コットンバティックポンチョプルオーバー/ ¥3,200

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マライカらしいエスニック感満載のアイテムです。透けを気にすることなく一枚で涼しく着られるお洋服は、夏休みのお出かけや夏フェスにもぴったり!深みのあるカラーなので重ね着すれば秋まで着れちゃいますよ♪

 

◎コットンバティックワンピース / ¥3,900

◎コットンバティックプルオーバー / ¥3,900

◎コットンバティックパンツ / ¥4,800

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コットンバティックパンツ

こちらはやわらかなコットンサテンの生地で、秋まで長く着て頂けるシリーズです。手描きや手押しのブロックプリントの良い味が出ていますね。いろんな柄がありますので、ぜひ店頭でお気に入りの一枚を見つけてくださいね (^^)♪

(※一部お取り扱いの無い店舗や売りきれの場合もございます。ご了承くださいませ。)

 

それではまた次回です!フィルミレンゲー!!

 

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そうだ、グジャラートへ行こう!

ナマステー!インド担当Yです。

こちらは雨季に入りました。どんより曇って蒸し蒸ししていますが、気温が少し下がったので今年の夏の暑さにうんざりしていたインドの皆さんは少しホッとした表情 (^^)

お天気アプリをひらいたら、現在もや32℃、湿度100%、えっ、100%!?と、携帯画面二度見な日本人の私はまだまだホッとなんてできません。

さて今日は前回、前々回とご紹介したグジャラート州より、インド担当Yのおすすめ観光情報です!

グジャラート州といえば、インド独立の父、ガンディー。

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グジャラート州出身のガンディー。州都アーマダーバードにはかつてガンディーが日々を過ごしたガンディーアシュラムが資料館として残されています。

奥さんとガンディー。

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ガンディーの回した糸車。

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ガンディーのぞうりと杖。

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などなど、当時を知ることができる様々な資料が揃っていますよ。

 

そしてグジャラート州で最近話題の観光地といえば、、、こちら!

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ベスト・オブ・なーんにもないっ (^O^) !!

まるであの有名なウユニ塩湖のようなこの場所は通称・ホワイトデザート。カッチ湿地帯の北側に乾季にだけ出現する白い塩の砂漠です。人ごみから少し離れたところに行けば、目の前には青い空と白い大地の地平線、そして聞こえるのは風の音だけ。『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』に勝手に絶賛リコメンド中です!

地球のとてつもなく大きなスケール感に触れると、宇宙からみたら塩の一粒のように小さな存在である自分の小さな悩みなんて、なーんでもないっ!!ような気がしてきます (^^)

さてさて、そんな小さな存在の小さなお腹がすいたところでグジャラート州のグルメ情報。グジャラートといえば、グジャラートターリー(定食)!

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席に座ると目の前の大きなお皿にカレー担当、チャパティ担当、スイーツ担当、等々たくさんの人が入れ代わり立ち代わりどんどん盛り付けしてくれます。ちょっと減ってくると「いる?」とすかさずおかわりを聞いてくれる、わんこ定食スタイル。

そのために待機している従業員の皆さん。

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多め!!

ラッシーも飲み放題なので、ラッシー大好きな同行インド人スタッフはおかわりしすぎてお腹を壊してました (^^)

ターリーはグジャラート州のみならず北インドの各地で食べられますが、地方によって味付けや内容が違っています。いろんな場所で食べ比べてみるのも楽しいかも♪

これまでご紹介してきた手仕事の素晴らしさはもちろんのこと、緑がいっぱいで美しかったり、風力発電の壮大な景色だったり、ほかにも見所いっぱいのグジャラート州。インドの定番の観光地からはちょっと離れていますが、足を伸ばしてみる価値ありですよ♪

それではまた次回です!フィルミレンゲー!

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昔ながらの手作りベル

ナマステー!インド担当Yです。

暑い暑いインドの夏、それを乗り越えるためのインド人の知恵。それは、、、

お水をたくさん飲む!

基本的なことだけどやっぱり水分補給は大事です。日頃水分をあまり取らない、どちらかというとお水をたくさん飲むのが苦手なインド担当Y、インド人スタッフによく怒られています。

イ「もう!Yさんって子供みたいな量しかお水飲まないんだから!」

Y「がんばる、、、一日2リットル飲むと体に良いって言うしね!」

イ「インドじゃ一日9リットルって言われてるよ!」

Y「!!」

(注:効果には個人差があります。あまり真似をしないでください。)

インドでは日常の中にも新鮮な驚きがたくさんあります。今日は前回に引き続きグジャラート州カッチ地方から届いた商品のご紹介。こちらも驚きの製法で作られていましたよ (^^)

乾いた空気の中にキンキンキンと金属を打つ音が響く、カッチの手作りベルの村。職人さんの工房におじゃまして作り方を見せてもらいました。

まずは鉄板を切り出します。

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ハンマーと金床を使って鉄板を筒状に整えていきます。

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ベルの形になりました!接着剤を使ったり溶接したりはしていません。切り出した鉄板からハンマーひとつでそれぞれのパーツを作り、それを組み合わせてベルの形に仕上げていく職人さんの技はまるで魔法のよう!

形ができたら次は外へ。銅と真鍮を混ぜた粉を表面につけます。

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それをチャパティ(インドの薄焼きパン)のようにまーるくのばした粘土で包みます。まるでお料理でもしているみたい (^o^)

全体を粘土ですっかり包んだら激しく燃え盛る窯の中へ。

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私たちが村を訪れたのは冬だったから良かったものの、カッチは真夏には気温40℃以上になる地域です。今頃村の皆さんはお水を9リットル飲んでいることでしょう (^^;

焼きあがった粘土をハンマーでコツコツ叩くと、、、ぱっかーーん!!

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ベルが銅と真鍮でコーティングされました!

そして形を整え、木製の舌を取り付けて完成!と思いきや、再びベルを工房の金床の前に持ってきた職人さん。

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縁をハンマーで叩いてはベルを鳴らす、それを何度も繰り返すうちに音色が変化していきます。実はこの調音こそがカッチのベルにとってとても重要な作業なのです。

その昔、ここカッチ地方に住む遊牧民は家畜の首にベルを付けていました。彼らは職人の手で正確に調音されたそのベルの音色の違いで、それぞれの家畜をわけていたそうです。「この高い音はワシのヤギじゃよ。」「あの低い音は隣の家の水牛よ!」といった感じでしょうか (^^)

現在では工芸品としての用途が増えているこのベルですが、美しい音に仕上げるために調音は今も変わらず行われています。職人さんたちの耳はわずかな音色の違いも聞き分けることができるそう。代々、親方から弟子へ、職人さんの耳から耳へと受け継がれてきたのですね。

そして出来上がった商品がこちら♪

カッチレザーベル(小) 600yen  /  カッチレザーベル(大) 800yen

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ベルの上にはカラフルなキャメルレザーの飾り付き!こちらもカッチのレザー職人さんの手作りです。お部屋やドアに飾るも良し、キーホルダーにするも良し、お庭のヤギにつけるのもまた良し!ですよ (^^)

カッチの青い空に響き渡っていた素朴で澄んだベルの音色。どれもひとつひとつ職人さんの手で丁寧に調音されたものです。普通のベルとは違う、出来ることなら着ボイスにして全世界に配信したいぐらいの素敵な音なのですがそういう訳にもいきませんので、MALAIKAのお店で直にその音色を確かめて下さいね♪

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それではまた次回です。フィルミレンゲー!(またお会いしましょう!)

 

ビーズ細工のバレッタ&ピアス

ナマステー!インド担当Yです。

インドの熱波のニュースが流れ、「大丈夫?」「道路とけた?」「生きてる?」などなど、各方面からたくさんのメッセージを頂きました。

インド担当Y、無事です!というか、インドビザの更新の為に帰国中でした!

今年は異常気象で特に大変そうですが、毎年5月から6月にかけてインドの過酷な夏は必ずやってきます。気温が45度を超えると、吸い込む空気が熱い、まるでドライヤーの風を鼻に当てながら歩いているようだ、かいたことないところから汗かいてるんですけど、体温以上に空気が熱いので身につけているアクセサリーからも熱を感じる、腕時計にも熱、えっバッグの金具も熱い、んもーーーーなにもかも熱い!暑い!!という状態に。

子供たちは夏休み中ですが、そんな中でも働いている大人は大変!インドの皆さんにとっては当たり前かもしれないけどハードな人生だな~って思います (^^;

そんな真夏のインドから日本の夏にもぴったりな商品が到着しています!

昨年の暮れ、再びグジャラート州のカッチ地方に行ってきました。13時間バスに乗り、その後6時間車に乗り、さらに別の車に乗りかえてぐんぐん走ると、

なーんにもないっ\(^o^)/

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と叫んでしまいたくなるような雄大な景色。この中に小さな村が点在しています。

ペイントされたかわいいおうち。

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ミラーワークの刺繍が有名なこの地域、家具もミラーラークでキラキラと装飾されています。

村の女性たちは伝統的な民族衣装。

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近くのほかの村でも、子供たちもみーんな民族衣装でした (^^)

ここではグジャラート州で有名なビーズ細工の技術を生かしたアクセサリーを作っています。

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手先が器用な村の女性たち、20分ほどでこの大きさまで仕上げてくれました。

そして出来上がった商品がこちら♪

◎カッチビーズバレッタ   1,500yen (→オンラインショップはこちらから)

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◎カッチビーズピアス   600yen  (※実店舗のみでの販売です)

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カッチの村でひとつひとつ丁寧にビーズをつなぎあわせて作られたアクセサリー。自由でカラフルな色の組み合わせがとっても素敵です。いろいろな色がありますので、ぜひMALAIKAのお店でお気に入りを見つけて下さいね (^^)

(※一部お取り扱いの無い店舗や売りきれの場合もございます。ご了承くださいませ。)

 

カッチの道路でこんな看板を見ました。

『Smile, you are in Kachchh!』 (スマイル、あなたはカッチにいるんだから!)

ただそこにいるだけで自然と笑顔になる、どんなに遠くても何度も訪れてみたくなる場所。そんな魅力にあふれたカッチより、次回はまた別の村で見つけた工芸品をご紹介したいと思います。

それでは皆さま、フィルミレンゲー!

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大人気☆さき織りマット

ナマステー!インド担当Yです。

インドの春の一大イベント、ホーリーフェスティバルが近付いてきました。みんなその日が待ちきれないのか、いろんなところからいち早く太鼓の音が聞こえ始めています。

早いものでもう3月、春はすぐそこですね!これから新生活の準備を始める方もいらっしゃるのでは?今日はそんなあなたにぴったりの大人気さき織りマットの工房を訪ねたときのお話です (^O^)

昨年のこと、さき織りマットを求めて再びウッタルプラデーシュ州へ行ってきました。

現地へ向かうハイウェイにて。

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ひー!日本じゃ後部座席もシートベルト着用なのに、シートベルトどころかシートさえ無いところに乗ってる、、、!

(注:絶対に絶対に真似しないで下さい!)

そんなこんなで辿り着いたウッタルプラデーシュ州の小さな街。さき織りマットの『さき織り』とは文字通り、裂いて織る。布を細長く裂いて、それを織って作る技法です。

まずは布を裂く作業から。適度な太さになるように一本一本裂いていきます。

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このカラフルな布は近郊の洋服の工場で生地を裁断したときに出る余りの部分なんだとか。それでいろんな色があるんですね。余った布を無駄にせず新しいものに生まれ変わらせる、地球にも優しいプロダクトです (^^)

布を裂いたら次は織る作業。こっちだよ~と連れられて見に行くと、

はっ、織ってる!

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当たり前なんだけど、織ってる!!

ヒマーチャルやグジャラートのショールの工房で使ってたのとさほど変わらない織り機です。ただちょっと糸が太いだけ (^^)

さき織りも手織りだけどどうやって作ってるんだろ~?とぼんやり考えていたインド担当Y、実際の作業工程を見て、そうだよね、同じ手織りだもんね!!となんだか妙に納得しました。

この辺りの地域には小さな工房がたくさんあって、家にある織り機でマットを作っているのだそう。

道行くおじさんの運んでいるマットも素敵です (^O^)

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そんなマットの街から来たMALAIKAのさき織りマット、店頭でぜひお手にとって下さいね!少しずつ違った表情のカラフルなマットがお部屋を春らしく彩ってくれること間違い無しです♪

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それではまた次回です。フィルミレンゲー!

春のラクノウ刺繍祭り♪番外編

ナマステー!インド担当Yです。

冬の寒さは峠を越え、日中はぽかぽかと暖かい日差しが降り注いでいる今日この頃。吸い込む空気にはもう春の匂いがしています。

家の前の野良犬も気持ち良さそう (^^)

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誰にとっても春は嬉しいものですね♪

さて今回は春のラクノウ祭りの番外編。ラクノウのあれやこれやをご紹介したいと思います。

さあ、新しい街といえばまずは皆さんお待ちかねのこちらから!

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乗り物~(^O^)/

ラクノウの街では、オートリキシャーはもちろんですが、この乗り合いタイプの大型リキシャーもたくさん走っています。

横から見ると結構大きめですよね。輝く*I LOVE MY INDIA*の文字!

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そこら中にたくさん走っているリキシャーには、その街のテーマカラーが使われているような気がしています。ここラクノウは蒸し暑く、木々の緑豊かな地域なのでグリーン。南インドはバナナのイエロー、寒いチャンディガルはブルー、デリーは首都らしくインド国旗を思わせるイエローとグリーンのコンビネーションなどなど、、、一概には言えませんが乗り物オタ心がくすぐられるー!

そんなグリーンいっぱいのラクノウはマンゴーの栽培も盛んです。

前回のブログにも書いたラクノウ刺繍の村を訪ねた時のこと。

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とにかく南国に憧れのある雪国出身のインド担当Y、あたり一面のマンゴーツリーを見てふがふが興奮していると、その家のお父さんが採ってきてくれました。

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これで作ったフレッシュマンゴージュース、とっても甘くて美味しかったー(^O^)

『インドの3大世界に誇る美味しい食べ物』(インド担当Y調べ)のひとつはマンゴーです!!

それとラクノウで有名なものがもうひとつ。刺繍の工房から帰るとき、おみやげにとかわいい紙の小箱を渡されました。雑貨か何か入ってるのかな~?と思ってホテルであけてみたら、、、

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名物のマトンのビリヤニ(炊き込みご飯)でしたー!紙の小箱にごはん(^O^)

サプライズでしたが、これもとっても美味しかったです!

ムガル帝国の時代から栄えていた歴史あるラクノウの街では古いイスラム建築も見ることができます。

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魚かわいい (^^)

ラクノウ刺繍の技術もその時代、約400年ほど前から受け継がれてきたと言われています。

デリーとバラナシの丁度中間あたりに位置する古都ラクノウ。インドに旅行に来たらガンジス河に向かう前にぶらり途中下車してみてくださいね。もちろんラクノウ刺繍のお洋服で (^O^)♪

それではまた次回です。明日はバレンタインデー!しかし例のごとくそんな甘い雰囲気ゼロのインドの片隅より、フィルミレンゲー!

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春のラクノウ刺繍祭り♪

ナマステー!インド担当Yです。

日本はまだまだ寒い日が続いていますね。しかし来週はもう節分、春は着実に近付いてきているはずです。

マライカにも続々と春物が到着していますよ♪今回はそんな春物のお洋服のご紹介です。

去年の夏のこと、またもや夜行列車にガタゴト揺られること13時間、ウッタルプラデーシュ州のラクノウへ行ってきました。

そう、ラクノウと聞いてピンと来たあなたは相当なマライカ通!ブロックプリントや手織物などをご紹介してきたこのブログにまだ登場していなかったもの、それは、、、

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手刺繍でーす(^O^)

ラクノウ刺繍は別名チカン刺繍とも呼ばれ、インド北部ウッタルプラデーシュ州の州都ラクノウで400年以上の長きに渡り受け継がれてきた伝統的な刺繍です。

さっそく工房におじゃましまーす!

最初に目に付いたこれ。

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あっ、木版ブロック!手刺繍の工房なのに??

不思議に思って聞いてみると、これは刺繍の下書きの線をつけるためなのだそう。デザインが決まったらまずはその模様に合わせて木版のブロックを作ります。倉庫には何百種類ものストックがあるそうですよ。ここでもまた、何から何まで手作りなんですね (^^)

この木版ブロックの判子を使って刺繍をする場所に印をつけていきます。

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テンポ良く、でもずれないように正確に。お兄さん、集中してます!

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はいっ、一丁あがり~!

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その線にそってひとつひとつ手刺繍がなされていきます。こちらは説明するまでも無く、手間と時間と根気のいる作業です。

ラクノウ刺繍の特徴といえばこのぷっくりとした立体感。

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裏側に糸を渡して模様を生み出していきます。

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表はぷっくり、裏はびっちり。素晴らしい出来栄えです!

刺繍をお願いしているラクノウ近郊の村へおじゃますると皆さん集まってくれました (^^)

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ベテランのお母さんの手さばき、はっやーい!

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よく見ると単純な線も何度も繰り返し刺繍されているのがわかります。葉っぱは本物の植物の葉脈のような向きで刺繍されていますよね。刺繍の技術はお母さんに教えてもらい、そして同じように娘さんにも教えていくそうです。こうやって400年間、刺繍の技術が受け継がれてきたんですね (^^)

街の工房やラクノウ近郊の村の家庭でひとつひとつ丁寧に手刺繍が施された商品は、針子さんによって表情が少しずつ異なるのもまた機械刺繍にはない手作りならではの魅力です。

そんなラクノウ刺繍のアイテムはこちら!

◎綿×麻コンビ ラクノウ刺繍ワンピース

◎綿×麻コンビ ラクノウ刺繍ポンチョプルオーバー

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◎コットンラクノウ刺繍クルタ

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贅沢に刺繍が施されていて、どちらもとっっっても素敵です (^O^)

これらの商品は全国のMALAIKAのお店のほか、マライカオンラインショップでも取り扱っております。(※売り切れ等で店舗・オンライン在庫が無い場合もございます。ご了承ください。)

春のラクノウ刺繍祭り、温かみのある手刺繍のお洋服で春を先取りして下さいね♪ソイヤ、ソイヤ!

それではまた次回です。フィルミレンゲー!

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ヒマラヤの麓より、手織りウールシリーズ

ナマステー!インド担当Yです。

こちらインドはお祭りシーズンでした。先月の終わり頃、市内を車で移動中のときのこと。

ん?

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んんんー?!

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なにこれ、でかっ!そしてゆるーっ!(^O^)

一見ゆるきゃら大博覧会のようですが、これはダシェラというお祭りに使う、職人が大真面目に作った「ラワン」と呼ばれる人形で、細く切った竹に紙を貼ってカラフルにペイントしたもの。一応悪者の設定なのでちょっと悪い顔をしています。

それにしても一体どういう人生を歩んだら、こんなに遊び心たっぷりの人形を作れるんだろ~?タンクトップ姿でもくもくと作業しているおじさん達を見て想像せずにはいられません。

そして先週10月23日はインドのお正月ディワリでした。今年も鼓膜がキーーーンとする大音量花火で遊んで、叫んで、とっても楽しかったです!

年に一度のディワリ。街も華やかにデコレーション***

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まだまだ日中は30度を超える陽気のインドですが、朝晩は涼しい風を感じるようになってきました。ディワリが終わるといよいよ冬が近づいてきます。

今回はそんなインドより冬の新作をご紹介します!

昨年の冬、北インドのヒマーチャルプラデーシュ州へ行ってきました。その目的は、暖かくて柔らかく一度使ったらやみつきになってしまう、伝統の手織りウールショールを探す旅です。

ヒマーチャルプラデーシュ州はヒマーチャルというその名の通り、インドとネパールにまたがるヒマラヤ山脈の麓にあり、冬には雪が積もる自然豊かな山岳地帯です。

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インドにはこんな景色もあるんですね。川沿いのフレッシュな空気を吸い込むとひんやり冷たくて、目の前には今にも鮭がのぼってきそうです。インドーはでっかいどー!

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こちらは途中の街の風景。あんな山の上の家に産まれなくて良かったよ、お母さーん!

と、ついいろいろ叫んでしまいたくなるようなくねくねの山道(ガードレール無し)を車で走ること7時間。乗り物好きなくせに残念ながら乗り物酔いの激しいインド担当Y&高所恐怖症の同行インド人スタッフは、命からがらようやく工房に辿り着きました。

受付のおじさん。ヒマーチャルの男性はみんなこんな帽子を被っています。

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中ではショールが織られていました。工房に響く、カタンカタンという心地良い音。

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伝統のショールは、こうして一枚一枚現地の人々の手で丁寧に織られているんですね (^^)

こちらの工房で念願の手織りのウールショールをオーダーしました。織りあがったショールははるばる我らが工場に送られ、これまた一枚一枚丁寧にカット、縫製され、そして出来上がった商品がこちらでーす!

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裾にはいったヒマーチャル地方独特のボーダーデザインとウールの素朴な色味が素敵ですね~(^O^)

これらの商品は全国のMALAIKAのお店のほか、マライカオンラインショップでも取り扱っております。

◎クル手織りコート

◎クル手織りスカート
(※売り切れ等で店舗・オンライン在庫が無い場合もございます。ご了承ください。)

お洋服の他にも、手織りウールショールそのものも販売しております♪

寒い寒い日本の冬に、ヒマラヤの麓からきた手織りの温もりあふれるウールショールのシリーズがお薦めです (^^)

寒かったヒマーチャルのことを思い出していたら、なんだか猛烈にお鍋が食べたくなってしまいました。今夜はディワリの余韻でいまだ花火の上がっている空に向かって思いの丈を叫びたいと思います。

石狩鍋食べたーーーい!!

それではまた次回です。フィルミレンゲー!