ハッピーホーリー!2015

ナマステー!インド担当Yです。

3月だというのに例年にない涼しさで過ごしやすいインドでしたが、ここ数日ようやく本来の暑さが戻ってきました。来週の天気予報には早くも最高気温36℃の表示が・・・!このまま5月まで気温はどんどん上がり続けます。

さてさて、そんなまだ涼しかった3月の頭。インドの春の一大イベント、ホーリーフェスティバルがありました!ホーリーはインドやネパールで盛大に行われるヒンドゥー教の春の訪れをお祝いするお祭りです。

そして、昨年のブログ 「ハッピーホーリー!」 でもご紹介した通り、ホーリーは年に一度の無礼講、カラーフェスティバル !!祭りと聞いたら血が騒ぐ系女子のインド担当Y、今年もめいっぱいエンジョイしてきましたよ(^o^)♪

まずは祭りに備えて色粉をたっぷり買います。

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一袋10ルピー(約19円)くらいです。最近はいい匂いのする色粉やオーガニック色粉、色粉が噴射する色粉花火なんてのもあるんですよ (^ ^)

お友達のお宅に到着すると、もう始まっていました!みんなで色粉をかけあって、ダンス、ダンス、ダンスー!!

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太鼓の音と歌声が響きます♪

そしてまた別のお宅へ移動。街中みーんなカラフル (^o^)

バイクのお兄さん達、ビール片手に 3idiots!

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とにかくみんなハイテンション!

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ひゃっほーい!!

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渋めのターバンおじさんもピンク!

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売店の前で休憩しているおじさんはレッド!

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チャイを飲むご近所の方はミックスカラーでいい笑顔(^o^)

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とにかく街中がカラフル&ハイテンションのハッピーなお祭り。それがホーリーフェスティバルです!

来年、2016年のホーリーフェスティバルは3月23日だそうですよ。忘れられない思い出になること間違い無し!ぜひぜひインドへお越しください♪

それではまた次回です。フィルミレンゲー!(またお会いしましょう!)

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Googleもにこにこホーリー仕様でした (^^)

大人気☆さき織りマット

ナマステー!インド担当Yです。

インドの春の一大イベント、ホーリーフェスティバルが近付いてきました。みんなその日が待ちきれないのか、いろんなところからいち早く太鼓の音が聞こえ始めています。

早いものでもう3月、春はすぐそこですね!これから新生活の準備を始める方もいらっしゃるのでは?今日はそんなあなたにぴったりの大人気さき織りマットの工房を訪ねたときのお話です (^O^)

昨年のこと、さき織りマットを求めて再びウッタルプラデーシュ州へ行ってきました。

現地へ向かうハイウェイにて。

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ひー!日本じゃ後部座席もシートベルト着用なのに、シートベルトどころかシートさえ無いところに乗ってる、、、!

(注:絶対に絶対に真似しないで下さい!)

そんなこんなで辿り着いたウッタルプラデーシュ州の小さな街。さき織りマットの『さき織り』とは文字通り、裂いて織る。布を細長く裂いて、それを織って作る技法です。

まずは布を裂く作業から。適度な太さになるように一本一本裂いていきます。

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このカラフルな布は近郊の洋服の工場で生地を裁断したときに出る余りの部分なんだとか。それでいろんな色があるんですね。余った布を無駄にせず新しいものに生まれ変わらせる、地球にも優しいプロダクトです (^^)

布を裂いたら次は織る作業。こっちだよ~と連れられて見に行くと、

はっ、織ってる!

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当たり前なんだけど、織ってる!!

ヒマーチャルやグジャラートのショールの工房で使ってたのとさほど変わらない織り機です。ただちょっと糸が太いだけ (^^)

さき織りも手織りだけどどうやって作ってるんだろ~?とぼんやり考えていたインド担当Y、実際の作業工程を見て、そうだよね、同じ手織りだもんね!!となんだか妙に納得しました。

この辺りの地域には小さな工房がたくさんあって、家にある織り機でマットを作っているのだそう。

道行くおじさんの運んでいるマットも素敵です (^O^)

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そんなマットの街から来たMALAIKAのさき織りマット、店頭でぜひお手にとって下さいね!少しずつ違った表情のカラフルなマットがお部屋を春らしく彩ってくれること間違い無しです♪

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それではまた次回です。フィルミレンゲー!

春のラクノウ刺繍祭り♪番外編

ナマステー!インド担当Yです。

冬の寒さは峠を越え、日中はぽかぽかと暖かい日差しが降り注いでいる今日この頃。吸い込む空気にはもう春の匂いがしています。

家の前の野良犬も気持ち良さそう (^^)

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誰にとっても春は嬉しいものですね♪

さて今回は春のラクノウ祭りの番外編。ラクノウのあれやこれやをご紹介したいと思います。

さあ、新しい街といえばまずは皆さんお待ちかねのこちらから!

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乗り物~(^O^)/

ラクノウの街では、オートリキシャーはもちろんですが、この乗り合いタイプの大型リキシャーもたくさん走っています。

横から見ると結構大きめですよね。輝く*I LOVE MY INDIA*の文字!

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そこら中にたくさん走っているリキシャーには、その街のテーマカラーが使われているような気がしています。ここラクノウは蒸し暑く、木々の緑豊かな地域なのでグリーン。南インドはバナナのイエロー、寒いチャンディガルはブルー、デリーは首都らしくインド国旗を思わせるイエローとグリーンのコンビネーションなどなど、、、一概には言えませんが乗り物オタ心がくすぐられるー!

そんなグリーンいっぱいのラクノウはマンゴーの栽培も盛んです。

前回のブログにも書いたラクノウ刺繍の村を訪ねた時のこと。

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とにかく南国に憧れのある雪国出身のインド担当Y、あたり一面のマンゴーツリーを見てふがふが興奮していると、その家のお父さんが採ってきてくれました。

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これで作ったフレッシュマンゴージュース、とっても甘くて美味しかったー(^O^)

『インドの3大世界に誇る美味しい食べ物』(インド担当Y調べ)のひとつはマンゴーです!!

それとラクノウで有名なものがもうひとつ。刺繍の工房から帰るとき、おみやげにとかわいい紙の小箱を渡されました。雑貨か何か入ってるのかな~?と思ってホテルであけてみたら、、、

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名物のマトンのビリヤニ(炊き込みご飯)でしたー!紙の小箱にごはん(^O^)

サプライズでしたが、これもとっても美味しかったです!

ムガル帝国の時代から栄えていた歴史あるラクノウの街では古いイスラム建築も見ることができます。

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魚かわいい (^^)

ラクノウ刺繍の技術もその時代、約400年ほど前から受け継がれてきたと言われています。

デリーとバラナシの丁度中間あたりに位置する古都ラクノウ。インドに旅行に来たらガンジス河に向かう前にぶらり途中下車してみてくださいね。もちろんラクノウ刺繍のお洋服で (^O^)♪

それではまた次回です。明日はバレンタインデー!しかし例のごとくそんな甘い雰囲気ゼロのインドの片隅より、フィルミレンゲー!

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春のラクノウ刺繍祭り♪

ナマステー!インド担当Yです。

日本はまだまだ寒い日が続いていますね。しかし来週はもう節分、春は着実に近付いてきているはずです。

マライカにも続々と春物が到着していますよ♪今回はそんな春物のお洋服のご紹介です。

去年の夏のこと、またもや夜行列車にガタゴト揺られること13時間、ウッタルプラデーシュ州のラクノウへ行ってきました。

そう、ラクノウと聞いてピンと来たあなたは相当なマライカ通!ブロックプリントや手織物などをご紹介してきたこのブログにまだ登場していなかったもの、それは、、、

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手刺繍でーす(^O^)

ラクノウ刺繍は別名チカン刺繍とも呼ばれ、インド北部ウッタルプラデーシュ州の州都ラクノウで400年以上の長きに渡り受け継がれてきた伝統的な刺繍です。

さっそく工房におじゃましまーす!

最初に目に付いたこれ。

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あっ、木版ブロック!手刺繍の工房なのに??

不思議に思って聞いてみると、これは刺繍の下書きの線をつけるためなのだそう。デザインが決まったらまずはその模様に合わせて木版のブロックを作ります。倉庫には何百種類ものストックがあるそうですよ。ここでもまた、何から何まで手作りなんですね (^^)

この木版ブロックの判子を使って刺繍をする場所に印をつけていきます。

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テンポ良く、でもずれないように正確に。お兄さん、集中してます!

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はいっ、一丁あがり~!

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その線にそってひとつひとつ手刺繍がなされていきます。こちらは説明するまでも無く、手間と時間と根気のいる作業です。

ラクノウ刺繍の特徴といえばこのぷっくりとした立体感。

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裏側に糸を渡して模様を生み出していきます。

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表はぷっくり、裏はびっちり。素晴らしい出来栄えです!

刺繍をお願いしているラクノウ近郊の村へおじゃますると皆さん集まってくれました (^^)

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ベテランのお母さんの手さばき、はっやーい!

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よく見ると単純な線も何度も繰り返し刺繍されているのがわかります。葉っぱは本物の植物の葉脈のような向きで刺繍されていますよね。刺繍の技術はお母さんに教えてもらい、そして同じように娘さんにも教えていくそうです。こうやって400年間、刺繍の技術が受け継がれてきたんですね (^^)

街の工房やラクノウ近郊の村の家庭でひとつひとつ丁寧に手刺繍が施された商品は、針子さんによって表情が少しずつ異なるのもまた機械刺繍にはない手作りならではの魅力です。

そんなラクノウ刺繍のアイテムはこちら!

◎綿×麻コンビ ラクノウ刺繍ワンピース

◎綿×麻コンビ ラクノウ刺繍ポンチョプルオーバー

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◎コットンラクノウ刺繍クルタ

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贅沢に刺繍が施されていて、どちらもとっっっても素敵です (^O^)

これらの商品は全国のMALAIKAのお店のほか、マライカオンラインショップでも取り扱っております。(※売り切れ等で店舗・オンライン在庫が無い場合もございます。ご了承ください。)

春のラクノウ刺繍祭り、温かみのある手刺繍のお洋服で春を先取りして下さいね♪ソイヤ、ソイヤ!

それではまた次回です。フィルミレンゲー!

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HAPPY NEW YEAR ☆

ナマステ&ハッピーニューイヤー!

新年明けましておめでとうございます。インド担当Yでございます。

今年もインドよりたくさんの素敵な商品をお届けしていきます!マライカ、そしてこちらのインドブログもよろしくお願いいたします(^^)

インドも冬を迎え、12月の半ばから朝晩は一気に冷え込むようになりました。みんないろいろな防寒対策をしています。

朝のオフィスにて。

はっ、これは、、、ドラえもーーーん!!

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頭に巻いてると暖かいらしいのですが、それにしても見事なドラえもんブルー!!

厚着をして寒さを防ぎます。おはよう、西田!!

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いや、自然に呼んじゃいましたけどもちろん彼の名前は西田ではありません。聞けば、この西田さんのジャージは街の古着屋さんで買ったのだそう。どういう経緯でこのインドの街まで辿り着いたんだろ~(^^)

そんなこんなで今年も笑顔の絶えない楽しいこといっぱいの一年になるといいな~と思っております☆

マライカのお店に来て下さるお客様の笑顔のお手伝いができますように、インド担当Yは今年もインドを西へ東へ南へ北へ、素敵な商品を追い求めてどこまでも行く所存であります!

全国のマライカのお店&オンラインショップには春の新作が続々と入荷中ですよ!ぜひチェックして下さいね (^^)

あっ、干支の羊ー!と思ったら山羊でした。惜しい!

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 それではまた次回です。フィルミレンゲー!(またお会いしましょーう!)

 

ヒマラヤの麓より、手織りウールシリーズ

ナマステー!インド担当Yです。

こちらインドはお祭りシーズンでした。先月の終わり頃、市内を車で移動中のときのこと。

ん?

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んんんー?!

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なにこれ、でかっ!そしてゆるーっ!(^O^)

一見ゆるきゃら大博覧会のようですが、これはダシェラというお祭りに使う、職人が大真面目に作った「ラワン」と呼ばれる人形で、細く切った竹に紙を貼ってカラフルにペイントしたもの。一応悪者の設定なのでちょっと悪い顔をしています。

それにしても一体どういう人生を歩んだら、こんなに遊び心たっぷりの人形を作れるんだろ~?タンクトップ姿でもくもくと作業しているおじさん達を見て想像せずにはいられません。

そして先週10月23日はインドのお正月ディワリでした。今年も鼓膜がキーーーンとする大音量花火で遊んで、叫んで、とっても楽しかったです!

年に一度のディワリ。街も華やかにデコレーション***

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まだまだ日中は30度を超える陽気のインドですが、朝晩は涼しい風を感じるようになってきました。ディワリが終わるといよいよ冬が近づいてきます。

今回はそんなインドより冬の新作をご紹介します!

昨年の冬、北インドのヒマーチャルプラデーシュ州へ行ってきました。その目的は、暖かくて柔らかく一度使ったらやみつきになってしまう、伝統の手織りウールショールを探す旅です。

ヒマーチャルプラデーシュ州はヒマーチャルというその名の通り、インドとネパールにまたがるヒマラヤ山脈の麓にあり、冬には雪が積もる自然豊かな山岳地帯です。

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インドにはこんな景色もあるんですね。川沿いのフレッシュな空気を吸い込むとひんやり冷たくて、目の前には今にも鮭がのぼってきそうです。インドーはでっかいどー!

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こちらは途中の街の風景。あんな山の上の家に産まれなくて良かったよ、お母さーん!

と、ついいろいろ叫んでしまいたくなるようなくねくねの山道(ガードレール無し)を車で走ること7時間。乗り物好きなくせに残念ながら乗り物酔いの激しいインド担当Y&高所恐怖症の同行インド人スタッフは、命からがらようやく工房に辿り着きました。

受付のおじさん。ヒマーチャルの男性はみんなこんな帽子を被っています。

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中ではショールが織られていました。工房に響く、カタンカタンという心地良い音。

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伝統のショールは、こうして一枚一枚現地の人々の手で丁寧に織られているんですね (^^)

こちらの工房で念願の手織りのウールショールをオーダーしました。織りあがったショールははるばる我らが工場に送られ、これまた一枚一枚丁寧にカット、縫製され、そして出来上がった商品がこちらでーす!

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裾にはいったヒマーチャル地方独特のボーダーデザインとウールの素朴な色味が素敵ですね~(^O^)

これらの商品は全国のMALAIKAのお店のほか、マライカオンラインショップでも取り扱っております。

◎クル手織りコート

◎クル手織りスカート
(※売り切れ等で店舗・オンライン在庫が無い場合もございます。ご了承ください。)

お洋服の他にも、手織りウールショールそのものも販売しております♪

寒い寒い日本の冬に、ヒマラヤの麓からきた手織りの温もりあふれるウールショールのシリーズがお薦めです (^^)

寒かったヒマーチャルのことを思い出していたら、なんだか猛烈にお鍋が食べたくなってしまいました。今夜はディワリの余韻でいまだ花火の上がっている空に向かって思いの丈を叫びたいと思います。

石狩鍋食べたーーーい!!

それではまた次回です。フィルミレンゲー!

ハッピーバースデイ☆ガネーシャさま

ナマステー!インド担当Yです。

あるーひ、街のなかー、象さんにー、出会ーったー(^O^)♪

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牛さん馬さん猿さんヤギさんロバさん豚さんにラクダさん、いろんな動物に街中でばったり出会えるこちらインドですが、やっぱり象さんとの出会いは特別です。

「ハーティー メラ サーティー!(象は友だち!)」

という決まり文句もあるぐらい、インドでも象はみんなに愛される存在です(^^)

象といえば、先月の8月29日は象の頭を持つ神様、ガネーシャの誕生日でした。

ガネーシャの誕生日は「ガネーシャ チャトゥルティー」と呼ばれ、8~9月頃の新月から4日目とされています。

街中や家庭のガネーシャ像はどれも華々しく飾られ、この日はランチも伝統料理のダルバティと呼ばれる特別なものでした。

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みんなで仲良くいただきましたー!

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やっぱりガネーシャは大人気だなー!と思いつつ、その数日後に出張で南インドに飛んだ私。

仕事を終えてホテルで一休みしていると外から突然の大音量が!びっくりして表通りに出てみたら、

あっ!ガネーシャ!

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荷台にカラフルで大きなガネーシャ像を乗せたトラックのパレードが始まっていました。

ホテルの人が「ガネーシャの誕生日だよ~!!」とハイテンションで教えてくれたので、「へ~!そうなんだ!」と笑顔で頷きつつも ((まだやってたんかーい!!)) と心の中で突っ込まずにはいられません。

聞けば南インドでは北インドよりも長い期間、盛大にお祝いをするそうで、このカラフルで大きなガネーシャ像を最後は川に流すんだとか。

日本でもガネーシャは「夢をかなえるゾウ」として有名ですよね。わたしもお誕生日のガネーシャ様に感謝しつつ、今年はひとつお願い事をしました。叶うと良いなぁ~(^O^)

それではまた次回です。Over the Rainbow to the sunshine~♪ まだまだエンドレスサマータイムなインドより、インド担当Yでした!

フィルミレンゲー!

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今年もラクシャー・バンダン!

ナマステー!お久しぶりのインド担当Yです。

こちらインドは雨季真っ只中。どんよりとした曇り空から、時折バケツどころかバスタブひっくり返したような大雨が降ってきて道路が川と化しています。連日の雨で人々は困っているけれど、猛暑でぐったりしていた木々は息を吹き返しのびのびと緑の葉っぱを広げています。

そんな緑が美しい雨の季節、今年もラクシャー・バンダンがやってきました。

ラクシャー・バンダンは、姉妹から兄弟にラキと呼ばれるブレスレットを贈り絆を誓い合うヒンドゥー教のお祭りです。だいたい8月の満月の日に行われるのですが、なんと今年はタイミングよく日曜日と重なり、ハッピームード5割増し~(^O^)

先週の日曜日、わたしもラキを準備してお友達の家に遊びに行ってきました。

ラクシャー・バンダンが近付くと街中でラキが売っています。今年のわたしのチョイスはこちら!

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いろんなタイプが売っています。贈る相手を想像しながら、あれこれ迷うのもまた楽しい時間です。

お友達の家には家族が大集合していました!

お盆の上のキャンドルに火を灯して歌い、おでこにティカ(赤い印)を付け、姉妹は兄弟に甘いお菓子を食べさせて手首にラキを結びます。そして兄弟からは姉妹にお返しにギフトやお金が贈られます。

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わたしも兄のように慕っているお友達と、その息子にラキを贈りました。最近は仮面のおまけ付きのラキもあるみたい!

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そしてお友達の奥さまにも。これは女性用でバングルに結ぶタイプです。素敵~(^^)

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そのおうちに遊びにきていた小さな女の子がわたしにも巻いてくれました。シマウマ!

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親戚みんなで集まってご飯を食べたり、カードゲームをしたり、大人達は話をしていて、子供達はじゃれあって、犬は喜び庭駆け回っているこの雰囲気。時期も相まって、子供の頃におじいちゃんの家で親戚やいとこみんなで過ごしたお盆休みを思い出します。

ラクシャー・バンダン当日も翌日も、道行く男性達の手首にはたくさんのカラフルなラキが巻かれていて、その一本一本に家族の楽しい思い出が詰まってるんだろうな~と想像するだけで、なんだか心がほっこり (^^)

笑顔いっぱいのとっても楽しい一日でした。ラクシャー・バンダン大好き!

そうそう、ラキを贈った私は海老で鯛を釣るかのごとく、お返しにたくさんのギフトを頂いてしましました。最後に今年もどうかこれだけは言わせてください。

 

ラキだけに、ラッキー!!!

 

、、、、それではまた次回です。フィルミレンゲー!

 

ファラトプリント from ラジャスタン州

ナマステー!インド担当Yです。

今このお花が街のいろんなところで咲いています。

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近付くととってもいい匂い(^v^)

相変わらず日中は気温40度前後のジャイプール。人も道行く羊の群れも強い日差しの下ではもうぐったりなのですが、こんなに綺麗に咲いていられる植物の生命力はすごいですね!

先日、ファラトプリントをお願いしている村へオーダーをしに行って来ました。ジャイプールから西へ列車で5時間ほど、そこから更に二時間車を走らせたところにその村はあります。

そう今回も列車の旅!だったのですが、そこそこ空気をよめるインド担当Y、今回乗り物の話は自重したいと思います。ふがっ(悲しい鼻息)

村が近付いてきたところで、第一、そして第二THEインドのおじさん発見!

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わお!かっこいいー!都会ではあまり見ませんが村の方へ行くと白いクルタとドーティー、頭にターバンという伝統的な格好をしたおじさんをよく見かけます。

よく見たら前を走るトラックの荷台にもわんさかターバンのおじさん達が揺られていました(^^)

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そうこうしている間に目的の村に到着です。さっそくファラトプリントの工房を見せてもらいました。

ファラトプリントは主にラジャスタン州の西部で作られている伝統的な木版プリントの草木染めです。模様には草花や生活の中にある身近なものが使われていて、その素朴なかわいらしさが特徴です。

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この日は藍染の中でも、ダブという泥のペーストを使った防染プリントの真っ最中。

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そのダブのペーストが入ったトレイにはココナツの繊維が入っています。

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これがスポンジのような役割を果たし、木版のブロックに丁度良くペーストがつくようになっています。どこまでもナチュラルなものを使っているんですね(^^)

壁にはたくさんの木版ブロックが。約1000個もあるそうです!

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ペーストが乾いたら藍染の瓶(かめ)につけます。何十年もの間、継ぎ足しながら使われてきたものです。身長165cmのわたしがすっかり沈んでしまうほどの深さなのだそう。

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一度乾かしたら、もう一度瓶の中へ。2回染めることで深い藍色になっていきます。

その後うっかりダブのペーストを踏んでしまい、愛用のビルケンシュトックの重量が2倍になったところで重い足を引きずりながら洗いの工程へ。

洗い場だよ~!と連れてこられた場所。

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こ、これはどう見ても池、、、。どこまでもナチュラルです。ここで一枚一枚手洗いされているんですね。

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この村には水道が通っていない為、洗いの工程には自然の雨水や井戸水を利用しているのだそうです。

洗った後は地面に置いて乾かします。

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太陽の光と地面の熱、その両方を使って一気に乾かしていきます。その為、一年のうちで最も暑いこの季節がプリントには最適で、逆に天気の悪い日や雨季には作業をすることができません。この広場一面に布が広がることもあるんだとか!

木版のブロックを作っているところも見せてもらいました。

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おじいさんの熟練の技が光ります!

自然の染料と自然の力を使って手間暇かけて作られた伝統のファラトプリント。マライカでは次の秋物でお洋服が入荷する予定です。ただ今絶賛プリント中ですので、もう少々お待ち下さい!

いつの間にかみんな集まってきてました。

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子供たちもまた素朴でとってもかわいらしかったです(^O^)

それではまた次回です。フィルミレンゲー!

 

インドの車窓から <デリー・ジャイプール編>

ナマステー!インド担当Yです。

こちらインド、日中の気温はすでに40℃を超え、太陽がすぐそこにあるんじゃないかと思うほど強い日差しがじりじり照りつけています。

さて、このインドブログ、なんだか乗り物の話が多いな~と薄々気付いている方も多いとは思いますが、なんと今回も乗り物の話です。

でも今日は今まで一度もご紹介していなかった乗り物。何だと思います?そう、それは、、、、、列車でーす!!

はっ、溜める必要なかったですよね。インドの乗り物担当Y、またいつものように鼻息を荒くしてしまいました。

先日列車でデリーに行ってきました。電車ではなく、貨物列車のように引っ張られるタイプの列車です。

早朝のジャイプール駅。

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ホームの時計に注目です。朝5時29分!インドの皆さんは早起きだ~!

しばらく待っていると列車が到着しました。今日乗るのは、ダブルデッカーAC(エアコン)付き!なんか名前かっこいい!そして派手!新幹線MAXのような二階建て車両です。ふがふが!(鼻息)

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列車がまだ完全に止まりきらないうちに開きっぱなしのドアから皆さん乗り込んでいきます。全席指定なんですけどね、せっかち~(^^;

中はこんな感じです。座席は回転しないので、車両の両端から中央に向かって半分ずつ向かい合うように席が並んでいます。

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その車両中央の席が大当たりした私。

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この後、全然知らないインド人家族と仕切りのテーブルを囲んで箱根ロマンスカー状態でした。

車内ではチャイを売りに来たり、軽食も注文できます。ロマンスカー家族が食べていたブレッド&オムレツセットがとっても美味しそうでした(^^)

次は私も注文しよーっと!

それではここで世界の車窓から。今日はジャイプールからデリーを目指します。テレッレレーレレーレレー、レーレー、レー♪

のどかな風景が広がります。

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線路沿い、木で遊んでる子供たち。

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デリーが近づくと、

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線路ぎりぎり!というか、すでに一本超えちゃってる!その線路は今は使われていないと信じています。

そしてついに列車は目的地に到着。日本のようにメロディやアナウンスなどは一切無いので気を付けなければいけません。

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ジャイプールからデリーまでおよそ4時間半、バスや車の移動の時のような渋滞も無く、快適な列車の旅でした (^^)

最後に向かいの席だったお父さんが、私の網棚の荷物を降ろしてくれました。サンキュー!と言ってロマンスカー家族ともお別れです。

このお父さんとお母さん、終始にこにこ話していて、仲良しで楽しげな様子になんだか心がほっこり。

日本はゴールデンウィークが始まっていますね!移動が多いこの季節、たまにはいつもと違う乗り物を使ってみると、また新しい出会いや発見があるかもしれません (^^)

それではまた次回です!フィルミレンゲー!(またお会いしましょー!)